「古くから日本人が畏敬した「赤」を大胆に操る画家」と自ら銘打って「羽田英彦の軌跡展」が西宮市民ギヤラリー(0798-33-1666)で5月6日まで開かれている。

カラ―78点、モノクロ24点、初期の1960年制作作品から、直近、2011年「震災復興への応援歌」と題する150号の大作まで、大部分の作品が100号、150号である。西宮市民ギャラリー2,3F貸切った展示に度肝を抜かれた。会場の様子をいつものようにスケッチした。

羽田氏は、母校甲陽学院38回生で、平成23年度西宮市民文化賞受賞記念として画集を出版した。

画集巻頭に「誰のまねでもない、誰もやっていないことをやろうと志した自分がある。赤という色が、位相(空間)に生きる自分の気持ちやあり様にぴったりとくる。自分が持ち続けたいと願う熱い思いが作品を観るひとに伝われば幸せなことである。」と書いた。

一日前の3日には、同窓生13名が会場を訪れ、はからずもミニ同窓会が実現した。同期一同、彼が誰もマネが出来ないことを実現したことを心から祝福した次第である。

元気で集まれたこと自体に感謝した。今回の「羽田英彦の軌跡展」で、年齢を全く感じせず、日々画業に打ち込む彼から元気をもらった。来年お互い75歳を迎えるが、2年に一度の来年の同窓会での再会を約して帰路に着いた。(了)