母校甲陽学院同窓会がノボテル甲子園ホテル、鳴尾の間で8月25日、午前11時から開かれた。
第一部は、物故者黙とうの後、新会長、西村貞一氏(45回生)は「大正6年創設から95周年、同総会が出来てから90周年の記念の会を迎え、緊張して話しています。45回生は老、壮、青の真ん中、橋渡しとして、同窓会活性化のために頑張りたい」と挨拶した。
来賓挨拶の中で、中学・高校校長、山下正昭が母校の現状について紹介があった。聞き違いであればお許し願いたいが、卒業生200名ほどののうち文科系学生が40名にすぎないという話に正直驚いた。

ひき続き、ベース、納浩一氏(60回)、ピアノ、細川正彦氏によるジャズ演奏を堪能した。納氏は、京大で機械工学を学んだが、ジャズにたいする夢断ちがたく、米ボストン、バークレイ―留学、現在は、洗足学園音大で後進の指導を続ける一方、渡辺貞夫、森山良子と共演する異色のジャズミュ―ジシャンである。
ジャズ演奏のあと評論家、河内厚郎氏(52回)とのトーク・ショ―で、納氏は「高校二年まで昔の古い校舎で過ごした。始めから綺麗な校舎だったら、今の自分はない。自由闊達な校風のお陰だ。もともとロックからスタートした。いろいろなものにこれからもチャレンジしたい。」と抱負を語った。

第二部は甲陽の間に移動、93回生新卒生が入場した。
同窓会名誉会長、有田和夫氏(31回)が乾杯の音頭、あと、高原宏幸氏ほか4名に甘よるNOSTクインテット演奏を楽しんだ。
総合司会は、今回は、阿部京子氏がつとめた。
同窓会副会長、宮崎恒彰氏{42回)の中締め挨拶があり、帰路についた。

第一部、ジャズ演奏の会場の様子をスケッチした。(了)